Vol.08クマザサ特集

SASAWASHIの商品の素材となるささ和紙。その原料の一つであるクマザサは、日本の高冷地に群生するイネ科の植物で、消臭効果が強く、抗菌性も高くあります。今回はクマザサのさらなる魅力をお伝えいたします。

クマザサの何がいいの?

クマザサは昔から、食品の保存に用いられるなど、強い抗菌作用と消臭作用で知られています。ささ和紙も抗菌防臭や消臭作用のために和紙に入れたり、シャンプーや石鹸に配合しています。

一方でクマザサは民間薬として、胃腸の荒れや歯槽膿漏、火傷や切り傷の薬としても活用されてきました。これは、クマザサに豊富に含まれている葉緑素や多糖体に、抗炎症作用や細胞賦活(こわれた細胞を元に戻したり活性化させる)作用があると言われているからです。例えばダメージを受けたお肌にクマザサの力が作用して、お肌の働きが正常になれば、バリア機能も回復し、保湿効果も期待できます。 ささ和紙のシャンプーや石鹸、バームにそのようなエビデンスはありませんが(薬事法の関係上、証明自体が難しい)クマザサがお肌にとって良い成分であることは言えます。

クマザサはどこで採れるの?

1.笹の種類の中でも、クマザサは特に大型種。寒い地域や標高の高い場所に自生します。特に北海道や信州などでは大きく育ち、滋養も豊か。ささ和紙に使用しているクマザサは信州産で、夏でも冷涼な気候の中で育っています。

 

2.手分けしてもくもくと刈り取りの作業に没頭する。採取に適した葉を選別します。緑色が濃い葉が葉緑素もたっぷりで取り頃の葉です。よく育つ場所では人の背丈よりも高くなり、葉も大きくて良質です。

 

3.クマザサは山中に自生するため、機械では刈り取ることができず、職人さんが一枚一枚葉を選別して、カマやハサミで刈り取っていきます。大変な労力と手間ひまの掛かる作業です。採取した葉は24時間以内に粉砕、煮沸して、繊維質と液体に分けられます。

 

4.クマザサは採取できる時季が限られています。冬になると葉っぱが枯れて白く隈(くま)取ります。それが名前の由来です。採取するのは隈取りしていない葉っぱのみです。

SASAWASHIに欠かせないクマザサ

採取されたクマザサは粉砕されて、漉き込まれてシート状の和紙になります。細長くカットされたあとは、撚りをかけて糸状にし、そのささ和紙糸を織機で織ることによりささ和紙布へとなります。自然の力が存分に活かされて、肌にやさしく、わたしたちの生活に寄り添うアイテムへと生まれ変わります。

ブランドの誕生から20年間、クマザサはSASAWASHIにとって欠かせない、とても重要な原材料であります。